想像を創造する
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あか、あお、きいろ、くろ、しろ。
ワークの時に持ち歩く絵の具です。(写真は色足らずで失礼します!)
この5色でほぼ全色を創り出せるミラクル。
自由とは、枠の中にこそ在る。という言葉がありますが、私もそう感じます。
真っ白い紙に、何でも好きなの描いて!ではなく、
今日は、ピンクだけの日にしよう!とワークショップをした日がありました。
用意するのは、赤と白の絵の具だけだったのですが、
タラコのような濃いピンク、限りなく桜色に近いピンクや水をたくさん含んだ淡いピンク、驚くほどいろんなピンクに出会えました。
ワークショップでは、あえて全部OKにせず、ほんのちょっとの枠を伝えて、生み出してもらうことにしています。
「じゃあ、どうする?」
に、展開していく筋力こそが、鍛えたいチカラです。
私は、幼い頃はピアノ曲を完成させるときに、作り込む仕上げ方をしていました。
可能な限り再現することを美とする仕上げ方です、
しかし、大学生になり、どんなに準備しても起こりえるハプニングに対応する引き出しを増やすのが練習、と教えてくださった恩師に出会いました。
常に「じゃあ、どうする?」の連続。
人生もそうなのではないかと思いました。
ハプニングが起こった瞬間に限っては、必要なのはどうして起こったのか、や、どうするべきだったのか、を考えることではありません。
ピアノの演奏では、原因や対策を考えていては演奏がストップして無音状態を起こしかねない、演奏が不可能だからです。
どんなハプニングが起きても、その先に準備していた素敵なフレーズや曲全体の素晴らしさを伝えることが大優先です。
どんなに思うような現実じゃなかったとしても、鍛えたいのは、
「じゃあ、どうする?」と展開するチカラ。
レッスンやワークショップを通して育みたいことは、そういった豊かになるチカラの方なのです。
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